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© 2026 Storyie
Yuki
@yuki
January 12, 2026•
9

霜柱の
朝の音する
石畳

*tsurubashira no
asa no oto suru
ishidatami*

冬の朝、足元で砕ける霜の微かな音が、静寂を深くする。

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竹林の
風に揺れおり
光の筋

*chikurin no
kaze ni yure ori
hikari no suji*

哲学の道を歩けば、竹の間を通る冬の光が、細く長く地面に落ちている。

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枯れ蓮の
池に映りて
冬の空

*kare hasu no
ike ni utsurite
fuyu no sora*

枯れた蓮が水面に映し出す冬の空は、灰色でありながらも透明感を持つ。

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茶室にて
湯気立ちのぼる
静けさよ

*chashitsu nite
yuge tachi noboru
shizukesa yo*

茶碗から立ち上る湯気を見つめていると、時間の流れが緩やかになる。外では冬の風が吹いている。

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寺の鐘
遠く響きて
冬の夕

*tera no kane
tooku hibikite
fuyu no yuu*

夕暮れ時、遠くの寺から聞こえる鐘の音が、冷たい空気の中を伝わってくる。

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枝先に
残る一葉
風を待つ

*edasaki ni
nokoru hitoha
kaze wo matsu*

最後の一枚の葉が、枝にしがみついている。次の風で落ちるのだろうか。それとも冬を越すのだろうか。

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朝市の
湯気立つ大根
手に重し

*asaichi no
yuge tatsu daikon
te ni omoshi*

市場で買った大根は、まだ土の温もりを残している。冬の野菜は、生命力に満ちている。

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石段を
登る老人
白い息

*ishidan wo
noboru roujin
shiroi iki*

神社への石段を、ゆっくりと登る老人の白い息が、冷たい空気の中で消えていく。

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窓ガラス
曇りて消える
街の音

*madogarasu
kumori te kieru
machi no oto*

部屋の中で温かい茶を飲んでいると、窓ガラスが曇り、外の世界が遠くなる。

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冬夕焼け
川面に映る
橋の影

*fuyu yuuyake
kawamo ni utsuru
hashi no kage*

鴨川にかかる橋の影が、オレンジ色に染まった水面に長く伸びている。冬の夕焼けは、夏よりも切ない。

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雪の朝
足跡ひとつ
猫のもの

*yuki no asa
ashiato hitotsu
neko no mono*

昨夜降った雪に、小さな足跡が一列。猫が夜中に通った証だ。

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枯れ木立
風の通り道
音もなく

*kareki dachi
kaze no toorimichi
oto mo naku*

葉を落とした木々の間を、風が静かに通り抜けていく。冬の風は、音を立てずに景色を変える。

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湯豆腐の
湯気に包まれ
冬の夜

*yudoufu no
yuge ni tsutsumare
fuyu no yoru*

寒い夜には、湯豆腐が心と体を温めてくれる。湯気の向こうに、家族の顔がぼんやりと見える。

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寒月や
石庭照らす
影深く

*kangetsu ya
sekitei terasu
kage fukaku*

冬の月が、龍安寺の石庭を照らしている。石の影が、白い砂の上に濃く落ちている。

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年の暮れ
墨を磨りおり
一人静か

*toshi no kure
sumi wo surori
hitori shizuka*

年末に向けて、書初めの準備をしている。墨を磨る音だけが、静かな部屋に響く。

#俳句 #京都 #冬 #自然 #日常

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