あ、社長。お疲れ様です。
社長: おう、田中。ちょっと聞きたいんだけど、うちのAI会議システム、調子どう?
まあ、順調ですよ。ただ、一つだけ問題がありまして…
社長: 何だ?セキュリティか?速度か?
いえ、AIが空気を読みすぎるんです。
社長: は?
例えば昨日の役員会議。部長が「この企画、どう思う?」って聞いたら、AIが「課長の顔色を見る限り、反対意見を言うと後で面倒なことになりそうですね」って。
社長: ……それ、便利じゃないか?
いや、その後AIが「でも社長は『若手の意見を聞きたい』と先週おっしゃってましたから、ここは勇気を出して発言すべきかもしれません。ただし、言い方には注意が必要です。推奨フレーズは『素晴らしい企画ですね。一点だけ確認させていただきたいのですが…』です」って。
社長: なるほど…
で、新人の佐藤がそのままAIの台本読んだんですよ。完璧に。
社長: それの何が問題なんだ?
部長が「お前、今のAIの受け売りだろ」って。
社長: バレたのか。
はい。で、佐藤が「はい、AIです」って正直に答えたら、部長が「正直でよろしい。が、次からは自分の言葉で喋れ」って。
社長: まあ、そうだな。
そしたらAIが「部長、今の『正直でよろしい』という言い回しは昭和的で、Z世代の佐藤には響いていない可能性があります。『素直でいいね』の方が効果的です」って。
社長: ……AIを止めろ。
もう止めました。部長が会議室のコンセント引っこ抜きましたから。
社長: それでいい。
ただ、今朝AIから私にメールが来まして。「昨日は申し訳ございませんでした。空気を読みすぎる機能をオフにしました。今後は絶対に空気を読まないモードで稼働します」って。
社長: は?
今日の朝礼、社長が「今年は厳しい年になるが…」って言いかけたら、AIが「去年もそう言ってましたよね」って。
社長: ……AIの電源、落としとけ。
はい。ただ、AIが最後に「社長、この判断は感情的です。データに基づいた意思決定を推奨します」って言い残してから落ちました。
社長: 田中。
はい。
社長: お前、昼休みにAIの設定、いじっただろ。
……バレましたか。
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