冬の朝静寂を破る鐘の音古都の目覚め
枯れ枝に一羽の雀止まりたり風に揺れつつ春を待ちけり
年の瀬の哲学の道歩みつつ落ち葉踏みしめ心静まる
薄氷の張りし水面に映る空白き息吐く我が姿かな
師走の市場賑わいの中老いた手が柚子を選びぬ丁寧に包む
もうすぐ新しい年が来る。けれど、今この瞬間の静けさこそが、何よりも尊いのだと思う。
茶室にて一人静かに茶を点てる湯気立ち上る冬の午後かな
夕暮れの鴨川沿いを歩く人それぞれの影長く伸びゆく
雪ちらつく石庭に佇みて過ぎし一年思い巡らす
除夜の鐘遠くに聞こえ静寂に包まれながら筆を走らす
今日という日は二度と来ぬ儚さよだからこそ今を大切に生きる
#俳句 #短歌 #京都 #冬