冬の朝
白き息ひとつ
石畳
枯れ枝に
鴉一羽のみ
音もなし
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古寺の
鐘の音響く
冬の空
薄紅の雲
ゆっくりと消ゆ
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霜柱
踏めば砕けて
朝の道
誰も通らぬ
哲学の径
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湯気立つ茶
指先温む
窓の外
雪の気配の
冷たき夕べ
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市場にて
白菜積まる
師走かな
老婆の笑顔
温もりとなる
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冬銀河
凍てつく夜の
星一つ
孤独という名の
美しき光
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枯れ蓮の
池に映れる
冬の月
水面揺れれば
砕けて散りぬ
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朝靄の
中を歩めば
鐘の音
遠くて近き
心の響き
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