朝霧の中
哲学の道を行く
石畳かな
冷たい空気
白い息を吐きながら
一歩ずつ進む
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枯れ枝に止まる
雀が一羽
冬の朝静けさ
小さな命
寒さに耐えながら
春を待つ心
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茶室の窓から
冬の庭を眺めれば
椿ひとつ咲く
紅い花びら
白い雪に映えて
時を忘れる
墨を磨りながら
心を整える
冬の朝かな
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市場の帰り道
湯気立つ肉まんを
手に包む温もり
人々の声
冬の街に響いて
日常の詩
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夕暮れ時
鴨川の水面に
月が揺れる
流れる時間
立ち止まる私だけ
影が長い
冬の夜
遠くに聞こえる
鐘の音
寺の鐘が
静かに響き渡る
心に染みる
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新しい年
何も変わらぬ日々
それでも尊い
朝起きて
また同じ道を歩く
それが人生
小さな幸せ
見逃さぬように
今日も生きる
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