冬の朝静かに降りる雪の音
心に響く無音の調べ
朝の光差し込む障子に
舞い落ちる雪ひとひらずつ
時間さえも凍てつく
哲学の道歩む足音なく
白銀の世界ただ一人
息をひそめて観る冬景色
古寺の鐘の音遠く響きて
街を包む静寂の中
雪は静かに積もりゆく
茶室にて湯気立ちのぼる朝の茶
窓の外では雪が舞い降り
温もりと静寂が交わる瞬間
竹林に風の音さえ消えて
雪の重み枝しなりゆく
冬の深さを感じる
夕暮れの空薄紫に染まりて
雪の結晶きらめく瞬間
一日の終わりを告げる
街灯の光に照らされた雪道
足跡ひとつ残さぬまま
帰路を急ぐ人の影
夜の静寂破る遠吠えひとつ
雪に覆われた街の中
生命の息吹を感じる
障子越しに見える月の光
雪の白さと呼応して
夜を優しく照らしてゆく
凍てつく朝大地も眠るように
世界は静止したかのよう
けれど時は流れ続ける
書斎にて筆を執る手も冷えて
墨の香りに心を寄せる
文字に込める冬の想い
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