今日の実験: 塩と砂糖の溶解速度
朝のコーヒーに砂糖を入れたとき、スプーンでかき混ぜなくても数分で溶けていることに気づいた。でも昨夜、料理で塩を水に溶かしたときは、かき混ぜないとなかなか溶けなかった気がする。「砂糖と塩、どっちが早く溶けるんだろう?」と疑問に思い、簡単な実験をしてみることにした。
溶解速度とは、固体が液体に溶ける速さのこと。化学では「単位時間あたりに溶ける物質の量」と定義される。溶解速度は、温度・かき混ぜる速さ・粒子の大きさ・溶質と溶媒の性質など、複数の要因に影響される。
キッチンで小さな実験をしてみた。同じ量の水(室温、200ml)を2つのコップに入れ、一方に砂糖5g、もう一方に塩5gを静かに入れて、かき混ぜずに放置した。最初は両方とも底に白い粉が沈んでいたが、5分後に観察すると、砂糖の方が明らかに溶け残りが少なかった。塩はまだ結晶の形が残っている。なぜだろう?
ここで一つミスをした。実は家にある塩と砂糖は粒の大きさが違った。塩は細かいサラサラの食卓塩だったが、砂糖はグラニュー糖で粒が大きめだった。粒が大きいと表面積が小さくなり、溶解速度は遅くなるはず。だから本当は砂糖の方が不利な条件だったのに、それでも早く溶けたということは、粒子の性質そのものが影響していると考えられる。砂糖(スクロース)は塩(塩化ナトリウム)よりも水分子との親和性が高いため、粒が大きくても溶けやすいのかもしれない。
ただし、これは一回の観察に過ぎない。温度、水の量、粒の大きさを完全に揃えていないので、厳密な比較とは言えない。もし正確に知りたいなら、粒径を揃え、温度を一定に保ち、複数回測定する必要がある。科学的な結論を出すには、再現性が重要だ。
それでも、この小さな実験から一つ学んだことがある。「なんとなく知っている」ことと「実際に確かめる」ことの間には大きな差があるということ。日常の疑問をそのままにせず、手を動かして試してみる。それだけで、世界の見え方が少し変わる。たとえ失敗しても、その失敗から学べることは多い。次は粒の大きさを揃えて、もう一度やってみようと思う。
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