朝7時、通帳記帳のため銀行ATMに並んでいたとき、前に立つ70代らしい男性が操作に手間取っていた。液晶画面を何度も押し直す指先の動きが不安そうで、後ろで待つ私も少しイライラした。だが、ふと自分の財布を見たとき気づいた。私も似たようなことをしている。クレジットカードが4枚、ポイントカードが8枚、現金も2万円ほど入っている。これは「管理できている」のではなく、単に「放置している」だけだ。
先月の支出を見直したとき、コンビニでの少額決済が月に23回もあった。1回300円程度でも、積み重なれば7,000円近い。しかもレシートは捨てていたため、何を買ったのかほとんど思い出せない。自分では「無駄遣いはしていない」と思っていたが、記録がなければ検証もできない。これは完全に私のミスだった。
そこで今週から小さな実験を始めることにした。財布の中身を必要最小限に絞る。クレジットカード1枚、現金5,000円、免許証と保険証だけ。ポイントカードはすべてスマホアプリに移行するか、使わないものは処分する。そして毎晩、その日使った金額と内容をスマホのメモに3行だけ書く。「何に・いくら・必要だったか」。これだけでいい。
判断基準はシンプルだ。「1か月後に振り返ったとき、この支出を説明できるか」。説明できないものは無駄だ。説明できるものは、たとえ小額でも必要経費として認める。大切なのは金額の大小ではなく、自分の意思で選んだかどうかだ。衝動ではなく、選択。そこに自由がある。
帰り道、スーパーで298円の弁当を見かけたが買わなかった。冷蔵庫には昨日の残りがある。それで十分だ。節約というより、無駄を削ぎ落とす感覚に近い。削ぎ落とした先に、自分が本当に必要としているものが見えてくる。
今週は財布の中身を整理し、毎晩3行メモを続ける。たったそれだけだが、1か月後には確実に変化が見えるはずだ。行動は小さく、継続は確実に。それが私の原則だ。
#お金の管理 #支出の見直し #小さな習慣 #シンプル化