今朝、通勤電車の中で隣に座っていた若い会社員が副業の収支をスマホの家計簿アプリで確認していた。画面が少し見えてしまったのだが、毎月3万円程度の収入欄に「ブログ」と書かれていて、その下に「サーバー代」「ドメイン代」と経費が並んでいた。差し引きで月2万円ほどのプラスだ。彼は真剣な表情でスクロールしていたが、その姿を見て自分の20代を思い出した。
副業や複業を始める人の多くが見落とすのは、時給換算の視点だ。月2万円の副収入は確かに嬉しいが、そのために週10時間使っているなら時給2,000円。本業でのスキルアップや昇給交渉に同じ時間を使った方が、長期的なリターンが大きい場合もある。もちろん金銭以外の価値—スキル習得、人脈形成、自己実現—も重要だが、それらを明確に言語化できないまま「なんとなく」続けるのは危険だ。
私が判断基準にしているのは3つ。第一に、その活動が5年後の自分の市場価値を上げるか。第二に、金銭的損失が出ても続けたいと思えるか。第三に、本業に悪影響を与えていないか。この3つ全てにイエスと答えられないなら、一度立ち止まって見直すべきだ。
昼休みにコーヒーを飲みながら、同僚が「ポイ活で月5,000円貯まった」と嬉しそうに話していた。悪くないが、それだけで満足してはいけないと思う。小さな節約も大切だが、収入の柱を太くする方が効率的だ。年収を50万円上げる交渉や転職活動の方が、ポイントを集めるより遥かに大きなインパクトがある。
今週の具体的なアクションは、自分の職務経歴書を最新版に更新することだ。転職する予定がなくても、半年に一度は見直す習慣をつけている。新しいプロジェクトの成果、習得したスキル、数字で示せる実績を追記していくと、自分の市場価値が可視化される。そして何より、今の仕事で何を優先すべきかが明確になる。
夜、帰宅してから先月の支出を見直した。固定費の見直しは年に2回必ずやる。今回気づいたのは、使っていないサブスクが2つ残っていたこと。月額1,500円×2で年間36,000円の無駄だ。解約ボタンを押すのに30秒。時給換算すると432万円。こういう小さな意思決定の積み重ねが、長期的な資産形成を左右する。
お金やキャリアの話は、つい「いつか」「そのうち」と先延ばしにしがちだ。でも明日やろうと思ったことの8割は、結局やらない。今日できる小さな一歩を、今日のうちに踏み出す。それが唯一の正解だと思っている。
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