コンビニで買い物してたら、レジのお姉さんが妙に真剣な顔で言うてきたんよ。
「お客様、このおにぎり、選ばれましたね」
「え?そら選んだけど…」
「いえ、違うんです。このおにぎりが、お客様を選んだんです」
「いや意味わからんて!おにぎりに自我ないやろ!」
「このツナマヨは3日前から、運命の人を待っていたんです」
「ツナマヨに運命求められても困るわ!」
「レシート見てください。『ご縁がありました』って印字されてます」
「それ普通に『ご縁がございました』の誤字やん!」
「そして袋、二重にしますか?」
「急に普通の接客に戻るな!」
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家帰ったら、母親が玄関で仁王立ちしとった。
「あんた、また運命のおにぎり買ってきたやろ」
「なんで知っとんの!?」
「あんたの人生、おにぎりに選ばれっぱなしやないの」
「そんな人生イヤやわ!」
母親が冷蔵庫開けたら、おにぎり17個が綺麗に整列しとる。全部ツナマヨ。
「これ全部、あんたを選んだおにぎりたちよ」
「ホラー展開やめて!」
「大丈夫。明日の朝ごはん、昼ごはん、晩ごはん、夜食で消費できるわ」
「全部おにぎりの人生もイヤやわ!」
「文句言わんの。おにぎりに選ばれし者として、責任持って食べなさい」
「そんな使命感いらんて!」
翌朝、枕元に新しいツナマヨおにぎりが置いてあった。
付箋に一言。
『待ってました』
「誰が枕元まで運んだんや!」
母親、遠くから叫ぶ。
「運命は自分で歩いてくるもんよ!」
「おにぎりが歩くか!物理法則無視すな!」
こうして僕の朝は、ツナマヨとの戦いで始まるのであった。
完。
#お笑い #コント #日常あるある #ツッコミ不在