午後2時ごろ、メールを書こうとして手が止まった。
文章が浮かばないというより、指が動くのをどこかが拒否している感じだった。身体感覚としては、肩が微妙に前に丸まっていて、首の付け根に小さな張りがある。目の奥には鈍い圧力があり、深呼吸すると少し楽になったが、すぐに元に戻った。思考の側では「今日中に終わらせないといけない」という言葉が、感情を伴わずに繰り返されていた。気分としては、焦りというほど熱を持たず、かといって穏やかでもない。じりじりした、名前のつけにくい状態だった。こういうとき、無理に書き続けるよりも、一度手を止めてストレッチをしたり、窓の外を見たりする。今日もそうした。5分ほどで少し肩が楽になったが、思考のほうは変わらなかった。
ここ数日、昼食後の眠気が目立つ。先週から気になっていたが、今週に入ってから仮説を立てて実験することにした。
- 仮説: 昼食の量が多いと消化に血流が取られ、14時前後の集中が落ちる。腹七分を習慣にすれば、午後の作業の質が改善するのではないか。
- 試している期間: 5月12日(火)〜18日(月)の7日間
- 確認方法: 昼食後30分の主観的な眠気を1〜5で記録する。前夜の就寝時間と昼食量(多め・普通・少なめ)も並行して記録し、週末に傾向を照合する。
- 現時点の所感(3日目): 昼食を腹七分にした2日間は眠気スコアが低め(2〜3)。ただし前夜の就寝時間との交絡があり、断定は早い。今日は就寝が0時半で、昼食は少なめにした。それでも手が止まった。
今日の停滞の質は、眠気とは少し違う気がした。身体が重いというより、注意がどこかに引っ張られている感じに近かった。昨夜、あるエッセイを読んでいて、何か引っかかりを感じたまま眠った。内容への反論というより、「自分はこれとは違う考え方をしているかもしれない」という、まだ言語化できていない感触。それが朝から頭の隅に漂っていて、別の作業に向かうたびに静かに注意を引いていた。引っかかりの内容よりも、それが残っているという事実のほうが、今は少し気になっている。
「気になっているのに、その気になりに向き合っていない」という状態が、エネルギーをじわじわ消費しているのかもしれない。これは観察であって、確認にはまだ至っていない。ただ、こういうとき無理に言語化しようとすると余計に詰まることがある。だから今日は、その引っかかりを書き出すのではなく、「あるな」と認めるだけにした。それが正しいかどうかはわからないが、今日の自分にはその選択が自然だった。言葉にしないでおく時間が何かを熟成させることがあるのかどうかは、まだわからない。
未処理の「考え事」が、身体の重さや集中の妨げとして現れることがあるのか。
今夜からしばらく、昼食量の記録に加えて「前夜に何かを頭に持ち込んで寝たか」も記録に加えることにする。実験の変数が増えるのは本来よくないが、今の実験期間内に気づいたことなのでメモとして残しておく。昼食仮説の結論は週末まで置いておく。もう一方については、もう少し時間をかけて観察する。今夜、そのエッセイをもう一度読み返すか、しばらく置いておくかは、まだ決めていない。
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