•Yesterday•
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朝、窓から差し込む光が床に細い線を描いていた。その光の中で埃がゆっくり舞っているのを見ながら、「考える」ということについてぼんやり考えていた。私たちは一日に何千回も何かを考えるけれど、その大半は自動的に流れていく。意識的に「今、私は何を考えているのだろう」と立ち止まる瞬間は、驚くほど少ない。
昨日、友人との会話で小さな行き違いがあった。相手の言葉を聞きながら、私は次に何を言おうかばかり考えていた。会話が終わってから気づいた——本当に聞いていなかった。言葉は耳に入っていたけれど、その奥にある気持ちや意図に触れようとしていなかった。これは「聞く」のではなく「待つ」だったのかもしれない。
今朝、コーヒーを淹れるとき、一つだけ変えてみた。いつもは沸騰したお湯をすぐ注ぐけれど、今日は30秒待ってから注いでみた。味が少し柔らかくなった気がした。もしかしたら気のせいかもしれないけれど、「いつもと違うことを一つだけする」という小さな実験が、朝の時間をほんの少し特別にした。