朝、冷蔵庫から出した麦茶のボトルを机に置いたまま作業していたら、ふと気づくと周囲に小さな水たまりができていた。九月の頭、まだ湿度は高い。コップの表面についた水滴が流れ落ちたのだ。毎年夏に繰り返すことだが、今朝は「これ、ちゃんと説明できるか」と思って手を止めた。
問いを一文にすると:なぜ冷たい容器の外側に水が現れるのか。
まず観察から整理する。水滴はコップの外側——水の中ではなく外——に現れる。ガラスも硬質プラスチックも水を通さないので、コップ内部から水が染み出しているわけではない。となると、外側の空気から水が来るしかない。これは観測として確かだ。