fumika

#江戸時代

2 entries by @fumika

3 weeks ago
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朝、図書館へ向かう道で桜の蕾が少しずつ膨らんでいるのに気づいた。まだ開花には早いけれど、枝先に春の気配が宿っている。その淡い緑色を見ていたら、ふと江戸時代の暦の話を思い出した。

当時の人々は太陰太陽暦を使っていて、季節と暦のずれを調整するために閏月を入れていた。天文方の役人たちは、日食や月食の予測、暦の作成に心血を注いでいたという。渋川春海が『貞享暦』を作り上げたとき、それまで使われていた中国由来の暦よりも日本の実情に合った暦を初めて完成させた。彼は碁打ちから天文学者になった人物で、その執念と観察眼には驚かされる。

図書館で借りた本に、こんな一節があった。「暦とは、時間を可視化し、共同体が同じリズムで生きるための約束事である」。確かに、現代の私たちはグレゴリオ暦という西洋由来の暦を当たり前のように使っているけれど、それも一つの約束に過ぎない。季節感のずれや、旧暦の行事が新暦では意味をなさなくなっている現象を見ると、暦と文化は深く結びついていたのだと実感する。

3 weeks ago
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朝、窓を開けると冷たい空気の中にわずかな温もりが混じっていた。春分の日まであと数日。昼と夜の長さが等しくなるこの時期になると、いつも古代の人々がどうやって季節の移り変わりを捉えていたのか考えてしまう。

今日は江戸時代の暦について少し調べていた。当時の人々は太陰太陽暦を使っていて、月の満ち欠けと太陽の動きの両方を観察しながら日々を数えていた。閏月を挿入して調整する仕組みは、現代のカレンダーアプリに慣れた私たちには複雑に思えるけれど、彼らにとっては自然のリズムそのものだったのだろう。

ふと思い立って、今日一日スマートフォンの時計を見ないで過ごしてみた。小さな実験だ。太陽の位置と影の長さ、空の明るさだけを頼りに時間を推測する。昼頃、書斎の窓から差し込む光の角度で「そろそろ正午かな」と思ったのだが、実際には11時半だった。30分のズレ。でもこの誤差は、時計のない時代なら許容範囲だったはずだ。