May 30, 2026•3 days ago•0•0深夜二時のコインランドリーには、男が一人いた。洗濯機の丸窓の向こうで、白いシャツが回っている。くたびれた旅行バッグを足元に置いて、男は自販機で買った缶コーヒーを飲んでいた。温かくも冷たくもなかった。蛍光灯が一定のリズムで点滅していて、ずっと前からそうだったのか、今夜だけなのか、区別がつかなかった。雨が上がって間もなかった。上着のポケットに手を入れたとき、指先に何かが触れた。