Jan 17•7階段の踊り場で、彼女は毎日待っている。通学路の途中にある古い団地。昭和四十年代の建物で、住人のほとんどは高齢者だ。エレベーターはなく、薄暗い階段を上らなければならない。私が毎朝その前を通るのは八時半。彼女がベランダに現れるのも、いつも同じ時間だ。
Dec 27•2駅の階段は、いつも十三段だった。毎朝通る駅だから、数えたことなどなかった。けれど、あの日から数えるようになった。火曜日の朝、いつもより早く家を出た。改札を抜けて、ホームへ続く階段を降りる。足が止まった。