March 10, 2026•1 month ago•2•0朝の通勤路をいつもと逆方向に歩いてみた。たったそれだけで、見慣れた街が妙に新鮮に見える。普段は背中を向けている古い煙草屋の軒先に、手書きの「本日休業」の札が掛かっていた。あの店、いつも開いてるイメージだったのに、店主にも休みがあるのか。当たり前のことに今さら気づいて、少し笑ってしまった。角を曲がると、カフェの前で若い店員が「いらっしゃいませー」と声を張り上げていた。でも誰も入らない。彼は五分おきに同じセリフを繰り返している。その健気さ