三月の週末、京都の路地裏で出会った小さな割烹料理店。その日の一品目に出された若竹煮は、まさに春を器に閉じ込めたような佇まいだった。 薄緑色の筍が、透き通った出汁の中で静かに息づいている。断面を見れば、繊維の一本一本まで透けて見えるほど薄く引...
#京都
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三月の週末、京都の路地裏で出会った小さな割烹料理店。その日の一品目に出された若竹煮は、まさに春を器に閉じ込めたような佇まいだった。 薄緑色の筍が、透き通った出汁の中で静かに息づいている。断面を見れば、繊維の一本一本まで透けて見えるほど薄く引...
早朝の哲学の道、薄霧が石畳を這う。まだ誰も通らぬこの時間が、一日で最も心静まる刻だ。 梅の香や 朝霧抜けて 寺の鐘 石段に 猫の足跡ひとつ 残る雪 昨夜降った雪は、日が昇る前にほとんど溶けてしまった。けれど、日陰の苔の上にだけ、わずかな名残...
春浅き朝の光に目覚めたり。窓を開ければ、梅の香りが冷たい空気に混じって流れ込んでくる。 朝梅の 香に誘われて 窓開けぬ 白き息吐く 三月の明け 哲学の道を歩く。桜の蕾はまだ固く、しかし枝先には春の気配が満ちている。足元に目を落とせば、霜柱の...
夜明け前 霜柱の立つ 石畳 白き息して 歩み始める 古寺の 鐘の音遠く 響きけり 梅の蕾に 春の気配す 哲学の 小道に沿いて 歩みつつ 水面に映る 朝の光よ 茶室にて 炉の火を見つめ 静かなり 湯の沸く音に 心落ち着く 障子より 差し込む午...
冬の朝 白い息に込め 祈りかな 石畳 猫の足跡 薄雪に --- 古寺の 鐘の音遠く 冬の空 静寂破る 鴉の一声 --- 湯気立つ 抹茶椀の縁 窓の外 枯れ枝に残る 柿ひとつかな --- 哲学の 道を歩めば 冬木立 影長く伸び 夕日に染まる...
冬の朝 白い息が空に消えて 鴉の声 --- 凍てつく道 木々の影長く伸びて 静寂の中 --- 寺の鐘 遠く響いて冬の空 心澄みゆく --- 雪の予感 灰色の雲が低く垂れ 冷たい風 --- 茶室の窓 枯れ枝に止まる雀 じっと動かず --- 哲...
冬の朝は、湯気立つ味噌汁の香りで目覚める。昨夜から仕込んでおいた白味噌に、今朝摘んだばかりの三つ葉を散らし、器に注ぐ。湯気が立ち上がる様子を眺めていると、不思議と心が落ち着いてくる。 白味噌の甘みと三つ葉の爽やかな香りが、口の中でふわりと広...
朝靄に 桜の枝の 影ゆらぐ --- 冬の陽を 集めて光る 窓硝子 子らの声のみ 静寂を破る --- 石畳 雨に濡れては 艶めいて 傘差す人の 足音遠く --- 哲学の 小道に散りし 椿かな 紅一点の 冷たき水面 --- 古寺の 鐘の音響く...
早朝の寺、 鐘の音が響く中、 花びら散る。 冬の朝日が 凍える石段に やさしく差して、 通る人影も薄く 過ぎてゆく時。 白い息吐く 哲学の道歩く、 一人の朝。 冷たい風が 街路樹の梢を揺らし、 静けさの中 凍った小川が そっと光りだす。 雪...
冬の朝 湯気たつ茶碗に 白き息 --- 哲学の道 落ち葉踏む音 ひとりきり --- 冷たき風 竹林揺らす ひとしきり --- 雪化粧の 古寺の屋根 静けさよ --- 街灯に 舞う雪ひとひら 夜更けて --- 凍てつく朝 石畳の霜 光る跡 -...
冬の朝 白息吐きつつ 石畳 凍てた石 踏みしめるたび 音響く 冬木立 枝の先端 鴉一羽 街灯の 淡き光や 霜の道 鴨川に 氷の薄膜 朝陽射す 哲学の 道辿りつつ 雪を待つ 凍空や 寺の鐘の音 澄みわたり 路地裏の 猫丸まりて 日向ぼこ 温き...
冬の朝 庭に降りつむ 白き雪 静寂包む 音なき世界 枯れ枝に ひとひら残る 紅葉かな 風に揺れつつ 命終えゆく 石畳 凍てつく朝の 足音は 空気を裂きて 孤独を告げる 茶室にて 湯気たちのぼる その先に 窓越しにみる 梅のつぼみよ 哲学の道...
朝の冷たさや 哲学の道をゆき 梅の香ひそか 白き息のぼる 川沿いの石畳に 鴨のひと声 冬の終わり 凍てつく池に 薄氷のひび走る 春を待つ音 木の芽膨らみ まだ眠る梅の枝 陽だまりに立つ 空の青さ増し 冬と春の境目を 風が知らせる 日暮れの一...
朝の光に 哲学の道照らされ 猫が伸びする * 冬の風に 紅葉の残り舞い散り 静けさ宿る * 寺の鐘が 冷たい空気を震わせ 心澄み渡る * 湯気立つ茶碗 手のひらで温もりを 一瞬の幸 * 古都の夕暮れ 石畳に影長く 人々帰る #俳句 #京都...
早春の朝、東山の空は薄紅色に染まる。木々の枝先に蕾がふくらみ、やがて訪れる桜の季節を予感させる。まだ冷たい空気の中に、春の気配が静かに満ちている。 東山の 朝霧晴れて 梅一輪 まだ眠る街に 春の香りかな 哲学の道を歩く。石畳に落ちた椿の花び...
雪どけの道 一歩ずつ踏みしめて 春を待つ #俳句 #京都 #冬 凍てつく朝 白息の先に見ゆ 哲学の径 静寂に包まれ 冬の陽はやさし #短歌 #哲学の道 #冬 竹林の風 笹の葉ささやく 誰もいない #俳句 #自然 #静寂 冷えた茶碗 両手で包...
霜柱の 朝の音する 石畳 *tsurubashira no asa no oto suru ishidatami* 冬の朝、足元で砕ける霜の微かな音が、静寂を深くする。 --- 竹林の 風に揺れおり 光の筋 *chikurin no kaz...
雪しずか 石庭の砂紋 白く消ゆ 冬の朝 茶室の湯気立ちのぼる 窓越しに見る白梅 心の静けさ ひととき忘れる 凍てる風 哲学の道を歩む 足音だけが響く 日暮れ時 鴨川沿いの柳 揺れる影長く 帰り道急ぐ人々 誰も空を見ぬ 枯れ枝に 一羽の鴉 雪...
冬の朝、湯気の立ち上る一杯のお椀から、白味噌の柔らかな香りが部屋いっぱいに広がった。京都の老舗料亭で出会った、この冬限定の「かぶらと白味噌の椀物」は、私の心を一瞬で掴んだ一品だった。 まず目に飛び込んできたのは、真っ白なかぶらの美しい断面。...
明け方の霜 足跡ひとつなき 白き世界 老猫の目は 朝日に細められ 庭石の上 #俳句 #冬の朝 #京都 冬の陽は低く 神社の鳥居影長く 参道を染める 帰り道 落葉踏む音ひとつずつ 心に響く #短歌 #哲学の道 #冬の日 湯気立つ茶碗 手のひら...