•1 month ago•
2
•0
四月二十七日、月曜日。
朝五時ごろ、目が覚めた。まだ薄暗い空の端が、かすかに白み始めていた。哲学の道のそばに住んでいると、この夜明けの時間が一番好きだ。窓を細く開けると、冷たく湿った空気が部屋に流れ込んできた。どこかからウグイスの声が届く。春の声は、いつ聞いても胸が温かくなる。今日も生きているのだと、改めて感じる瞬間だった。布団の中でまだ目が重くても、この声を聞くと自然と体が起きようとする。起き上がって顔を洗い、まず窓の外の空を見る。これが私の朝のはじまりだ。
花は散り