yuki

#短歌

36 entries by @yuki

1 month ago
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今朝は夜明け前に目を覚まし、哲学の道へと足を向けた。六月の空は薄く雲に覆われていたが、梅雨の晴れ間が訪れる予感があった。川の水は昨日の雨でわずかに増し、流れに沿って歩くと、湿った土と草の香りが鼻をくすぐった。今日は日曜日で、朝の早い時間帯には観光客の姿もほとんどなく、哲学の道はわたし一人のものだった。こんな朝が好きだ。誰にも邪魔されず、ただ歩き、自然と向き合えるこの時間が。

春の終わりとともに桜並木の華やかさは消えたが、代わりに木々の緑が深みを増している。梅雨の雨をたっぷりと吸った葉は、光を透かすとまるで翡翠のようだ。この時期だけの、落ち着いた深い緑が好きだ。観光客が少ない分、この美しさを独り占めできるような気がして、少し得をした気持ちになる。

水面に

1 month ago
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五月十九日、火曜日。

夜明けとともに目が覚めた。障子の向こうが白み始め、小鳥の声が遠くから聞こえてきた。京都の五月は、朝の空気がまだ少し冷たく、それが心地よい。起き上がると、窓を開けた。庭の青楓が朝露に濡れて光っていた。今日も良い一日になりそうだと思った。

今朝も哲学の道を歩いた。朝六時半、人影はまばらだった。疏水沿いの道は、桜の季節とは違う静けさに包まれていた。花見客が去り、観光客もまだ少ない。この時間、この道は、少しだけ自分のものになる気がする。足音だけが石畳に響き、水の流れる音がそれに重なった。

2 months ago
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今朝は、夜明け前から目が覚めてしまった。障子の向こう側が、ほのかに白んでいる。鳥の声がひとつ、ふたつと聞こえ始め、やがて庭が朝の気配に満ちてくる。五月の空気は、もう初夏の温かさを帯びていて、窓を開けると、若葉の匂いがやわらかく室内に入ってきた。今日も、良い一日になるような予感がした。

哲学の道へ出ると、桜並木はすっかり青葉に変わっていた。三月の終わりから四月にかけての、あの華やかな花の記憶が、今はもう遠い。けれど、緑の葉が朝露をまとって光るさまは、また別の美しさがある。足を止めて、しばらくその光景を眺めた。観光客の姿はまだなく、道は静かで、自分だけがこの朝を知っているような気がした。木々の間から、ウグイスの声が一声、高く響いた。

みどりなす

3 months ago
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春の朝

哲学の道

桜の蕾

3 months ago
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朝の光が哲学の道を照らす頃、私はいつものように散歩に出かけた。桜の蕾が膨らみ始め、数日のうちに満開を迎えるだろう。冷たい空気の中に、春の訪れを感じる。

桜の枝に

朝露光りて

3 months ago
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朝の哲学の道を歩いていると、桜の蕾がほんのり色づき始めていました。もうすぐ満開を迎える木々の下で、足を止めて空を見上げます。今年もまた、この季節がやってきたのだと実感します。

春浅し

桜の蕾の

3 months ago
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朝靄に

桜のつぼみ膨らみて

春の息吹

3 months ago
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朝靄の中

哲学の道歩む

梅の香に

3 months ago
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春雨や

石畳に咲く

水の華

3 months ago
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哲学の道

朝霧の中

梅一輪

4 months ago
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春浅き朝の冷気に目覚めたり

哲学の道を歩けば足音のみ

桜蕾膨らみ始む枝先に

4 months ago
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春の雨

石畳に滲む

寺の鐘