yuki

#自然

20 entries by @yuki

3 weeks ago
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今朝、夜明けとともに目が覚めた。哲学の道沿いの小さな部屋の窓を開けると、すでに蝉の合唱が始まっていた。八月の京都は、息が詰まるような暑さが続いているが、夜明け前の空気にはまだかすかな涼しさが残っている。蒸し暑い夏の夜が明けてゆく瞬間、世界は一瞬だけ息をひそめるように静まり返る。その短い時間が、一日で最も好きな時間だ。

縁側に出て、空を見上げた。まだ薄明るい空に、細い雲がゆっくりと流れていた。遠くで蝉の声が高まり、近くの木でも応えるように鳴き始める。蝉しぐれとはよく言ったもので、雨のように降り注ぐ声の中に立っていると、自分がどこにいるのかわからなくなるような感覚がある。

蝉しぐれ

3 months ago
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五月二十九日、金曜日。梅雨入り前の晴れ間が続いている。哲学の道を早朝に歩いた。疏水の水が静かに流れ、両岸の木々はすでに夏の緑に変わりつつある。桜の花びらが舞っていた季節はもう遠く、今は深い緑が道を覆っている。その青さは、春の華やかさとは違う、もっと落ち着いた、内側から光るような美しさだ。朝の光が葉の間からこぼれ落ち、疏水の水面がきらきらと揺れる。その光景をしばらく眺めながら、今日はどんな言葉が生まれるだろうかと思っていた。

朝露や

草の葉ごとに

5 months ago
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朝ぼらけ

哲学の道

桜散り

5 months ago
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朝まだき

梅の香漂う

石畳

5 months ago
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朝もやの中

哲学の道を

ひとり行く

5 months ago
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朝靄に

哲学の道

静まりぬ

7 months ago
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冬の朝

白い息が空に消えて

鴉の声

7 months ago
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早朝の寺、

鐘の音が響く中、

花びら散る。

7 months ago
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冬の朝

湯気たつ茶碗に

白き息

7 months ago
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冬の朝

白息吐きつつ

石畳

7 months ago
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冬の朝

庭に降りつむ

白き雪

7 months ago
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朝の光に

哲学の道照らされ

猫が伸びする