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朝の冷たさや
哲学の道をゆき
梅の香ひそか
朝の冷たさや
哲学の道をゆき
梅の香ひそか
朝の光に
哲学の道照らされ
猫が伸びする
早春の朝、東山の空は薄紅色に染まる。木々の枝先に蕾がふくらみ、やがて訪れる桜の季節を予感させる。まだ冷たい空気の中に、春の気配が静かに満ちている。
東山の
朝霧晴れて
雪どけの道
一歩ずつ踏みしめて
春を待つ
霜柱の
朝の音する
石畳
雪しずか
石庭の砂紋
白く消ゆ
明け方の霜
足跡ひとつなき
白き世界
朝靄に包まれし哲学の道
枯れ枝の先に小鳥の声
冬の陽射しは優しく
冬の朝
石畳に白息
影長し
朝霧の中
哲学の道に
猫一匹
朝霧の中
哲学の道を行く
石畳かな
初春の光の中で
カラスが枝に止まり
静かに鳴く