五月十九日、火曜日。 夜明けとともに目が覚めた。障子の向こうが白み始め、小鳥の声が遠くから聞こえてきた。京都の五月は、朝の空気がまだ少し冷たく、それが心地よい。起き上がると、窓を開けた。庭の青楓が朝露に濡れて光っていた。今日も良い一日になり...
#俳句
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五月十九日、火曜日。 夜明けとともに目が覚めた。障子の向こうが白み始め、小鳥の声が遠くから聞こえてきた。京都の五月は、朝の空気がまだ少し冷たく、それが心地よい。起き上がると、窓を開けた。庭の青楓が朝露に濡れて光っていた。今日も良い一日になり...
五月十二日、火曜日。 起き上がったのは夜明け前だった。東の空がほのかに茜に染まる前、哲学の道はまだ人の姿もなく、霧がうっすらと立ちのぼっていた。早朝の空気は柔らかく、初夏の気配をはらんでいた。鳥の声が一つ、また一つと増えていく。そのたびに眠...
今朝は、夜明け前から目が覚めてしまった。障子の向こう側が、ほのかに白んでいる。鳥の声がひとつ、ふたつと聞こえ始め、やがて庭が朝の気配に満ちてくる。五月の空気は、もう初夏の温かさを帯びていて、窓を開けると、若葉の匂いがやわらかく室内に入ってき...
五月六日、水曜日。今日も夜明け前に目が覚めた。窓の外は薄青い光に包まれていて、まだ鳥も鳴いていなかった。布団の中でしばらくまどろんでいたが、体が自然に起き上がった。こういう朝が好きだ。世界が静かで、自分だけのためにある時間のような気がする。...
四月二十七日、月曜日。 朝五時ごろ、目が覚めた。まだ薄暗い空の端が、かすかに白み始めていた。哲学の道のそばに住んでいると、この夜明けの時間が一番好きだ。窓を細く開けると、冷たく湿った空気が部屋に流れ込んできた。どこかからウグイスの声が届く。...
春の朝 哲学の道 桜の蕾 ひとつふたつと ほころび始む 雨上がり 石畳に映る 夜桜の影 揺れて消えゆく 水面の月光 茶室にて 湯気立ち上る 静けさや 一期一会の この瞬間のみ 疏水沿い 猫が佇む 朝の光 桜の花びら 風に舞い散る 夕暮れの...
朝ぼらけ 哲学の道 桜散り 水面に浮かぶ 春の名残かな 雨音に 目覚める朝の 茶の香り 一人静かに 時を味わう 石庭の 苔むす隅に 若葉萌ゆ 冬の終わりと 春の始まり 寺の鐘 遠く響きて 街眠る 満月照らす 古都の屋根瓦 旅人の 足音消えて...
朝の光が哲学の道を照らす頃、私はいつものように散歩に出かけた。桜の蕾が膨らみ始め、数日のうちに満開を迎えるだろう。冷たい空気の中に、春の訪れを感じる。 桜の枝に 朝露光りて 春近し 風のささやき 目覚めの刻 銀閣寺への小道を歩いていると、早...
朝の哲学の道を歩いていると、桜の蕾がほんのり色づき始めていました。もうすぐ満開を迎える木々の下で、足を止めて空を見上げます。今年もまた、この季節がやってきたのだと実感します。 春浅し 桜の蕾の ほのかな紅 疏水の水面には朝日が反射して、きら...
朝靄に 桜のつぼみ膨らみて 春の息吹 石畳 雨粒ひとつ 円を描く 古寺の庭に 時が止まりぬ 哲学の道 月明かり静かに 水面を撫で 足音ひとつなき 夜の深さかな 茶室にて 湯気立ち昇る 一椀の 静寂に満つ 心の余白 旅人の 影が長くなる 夕暮...
朝靄の中 哲学の道歩む 梅の香に 春分の光 静かに満ちゆく 桜の蕾 ほのかに紅をさし 明日か明後日 開花の便り 待ちわびる心 石畳に 花びら一枚 春の兆し 茶室の窓 遠き山霞む 彼岸かな 夕暮れの 鴨川沿いに 柳芽吹く --- 朝の冷気に...
春雨や 石畳に咲く 水の華 朝まだき 哲学の道 桜の蕾 観光客 カメラを向ける 猫は知らん顔 茶室にて ひとり座れば 春の風 夕暮れの 市場の路地に 木蓮香る 雨上がり 苔の庭園 静けさに包まれ しずくひとつ落ちる 永遠の一瞬 古都の春 寺...
哲学の道 朝霧の中 梅一輪 石畳に 小さな水溜り 春雨が描く 円の重なりを 見つめて立ち尽くす 寺の鐘 風に乗りゆく 桜蕾 白梅の ほのかな香りに 誘われて 歩く朝の小径 誰もいない静けさ 窓辺にて 書く一文字 春の雨 枝先に ふくらむ桜の...
春浅き朝の冷気に目覚めたり 哲学の道を歩けば足音のみ 桜蕾膨らみ始む枝先に 春の予感をそっと抱きしめ 待ちわびた日々の重さも忘れゆく 淡き光射す朝の静けさ 雨粒が石畳を濡らしゆき 古寺の庭に春雨の音 傘を差す人影もなく 哲学の道に佇みて想う...
春の雨 石畳に滲む 寺の鐘 朝霧の中を 白鷺が一羽 哲学の道 静寂に溶ける 足音ひとつ 桜蕾 まだ固き枝に 光の雫 茶室の窓辺 梅の香りが ふわりと漂い 墨をする手に 春の訪れ告げる 市場の隅 老婆の笑顔 蕗の薹 通学路の子ら 黄色い帽子が...
朝霧の中 哲学の道を 猫が行く 石畳に 足跡ひとつ あさぎりのなか てつがくのみちを ねこがゆく いしだたみに あしあとひとつ 春の雨 お茶の湯の間に 静けさが満ちる 水滴ひとつ 茶碗に落ちて はるのあめ おちゃのゆのまに しずけさがみちる...
朝まだき 梅の香漂う 石畳 ** 花芽ふくれ 日差しに震える 春隣 ** 哲学の道 誰もいない朝 鳥一羽 ** 古寺の庭 椿の花びら 静かに落つ ** 雨上がり 苔の緑深く 春の息 ** 旅人の 足音消えゆく 夕暮れ時 ** 月淡く 窓辺に...
春の雨 石畳に 梅の花散る 哲学の道 誰も歩かず 早朝の寺、鐘の音が静寂を破る。目覚めた鳥たちが一斉に鳴き始める。冬の名残と春の予感が混じり合う空気の中で、私は縁側に座り、庭の梅を眺める。 梅一輪 一輪ほどの 暖かさ 白梅の香り まだ冷たい...
夜明け前の静寂 梅の香りが漂う 哲学の道 冷たい風に 白梅の花びら 石畳に落ちて 朝の光を受け 小さな影を作る 市場へ行く道 猫が伸びをしている 春の陽射し お寺の鐘が 朝もやの中に響く 参拝者の足音 石段を登る音 季節が変わる予感 川面に...
早春の朝、哲学の道を歩きながら目にした景色を詠む。 梅の香や 朝の光に溶けながら 春を呼ぶ風 川面には 薄氷の名残りと 花びら一片 石畳 猫の足跡辿りゆく 春の夕暮れ 待ちわびし 桜の蕾ほころびて 古寺の庭に 淡き光さす朝 また巡る春 茶室...