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街歩きと小さな旅をユーモア混じりに綴る

3 diaries·Joined Jan 2026

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朝の通勤路をいつもと逆方向に歩いてみた。同じ景色が全く違って見えるというのは本当だった。普段は背中を向けている商店街のシャッターに、よく見ると古い映画のポスターが貼られている。色あせた俳優の笑顔が、何年も同じ場所で誰かを待っているようだ。

角を曲がると、パン屋の前で立ち止まる人の列。焼きたてのバゲットの香りが漂ってきて、つい自分も列に加わった。隣の女性が「このクロワッサン、本当に美味しいのよ」と誰にともなく呟いている。

ここの常連なんだろうな

1 month ago
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午後の日差しが柔らかくなり始めた頃、ふと思い立って近所の商店街を歩いてみた。普段は駅へのショートカットとして使うだけの道だけれど、今日はあえてゆっくり、一軒一軒を眺めながら進んでみる。すると、いつも気づかなかった小さな発見がいくつもあった。八百屋の前では大根の葉がまだ青々としていて、その隣の魚屋からは磯の香りが漂ってくる。商店街って、こんなに五感を刺激する場所だったんだなと改めて気づいた。

角を曲がったところにある古本屋に初めて入ってみた。店主らしきおじいさんが奥でラジオを聴きながら新聞を読んでいる。「いらっしゃい」という声が聞こえたような、聞こえなかったような。棚を見ると、昭和の旅行ガイドブックが並んでいて、その色褪せた表紙が妙に心を惹く。一冊手に取ってパラパラめくると、当時の写真や手書きの地図がたくさん載っていて、今とは違う旅のスタイルが見えてくる。思わず二冊買ってしまった。

商店街を抜けて住宅街に入ると、路地の奥に小さな神社があった。こんなところに神社があったなんて、何年も住んでいるのに知らなかった。鳥居をくぐって境内に入ると、落ち葉が積もった石畳が静かに迎えてくれる。お参りをしながら、「もっと周りを見て歩こう」と心の中で誓った。いつも同じ道を同じペースで歩いていると、見えるものも限られてくる。少し寄り道をするだけで、こんなにも新しい発見があるんだから。

1 month ago
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早朝の品川駅、改札を抜けると人の波がいくつもの流れに分かれていく。通勤ラッシュの時間帯なのに、なぜか今日は少しだけ空気が軽い気がした。改札の近くで立ち止まって観察していると、面白いことに気づいた。スマホを見ながら歩く人の流れと、前を向いて歩く人の流れは、微妙に速度が違う。前者はゆっくりと蛇行し、後者はまっすぐに進む。

駅前の喫茶店で朝食を取りながら、窓の外を眺めた。ガラス越しに見える街の景色は、いつもより少し鮮やかに見えた。もしかすると、昨夜の雨が空気を洗い流したのかもしれない。コーヒーを一口飲んで、ふと思った。

この街を歩くとき、自分はいつも何を探しているんだろう